こんにちは。与野腰痛センターです。

肩こりというと、「肩や首が硬くなっているから」と考える方が多いと思います。もちろん、首や肩の筋肉の緊張が関係することもあります。

しかし、実際に身体を見ていると、肩こりの方は腕の筋肉が非常に凝っていることが多くあります。

ところが、腕のコリは本人が気づいていないことが少なくありません。

「肩がつらい」「首が重い」と感じていても、腕を触られて初めて、「腕もこんなに硬くなっていたんですね。気持ちいい~です。」と気づく方もいます。

特にデスクワークやパソコン作業では、腕を前に出した状態が長時間続きます。その状態が続くことで、上肢の筋肉に負担がかかり、その緊張が肩や肩甲骨周辺にも影響することがあります。

そのため当院では、腕・肩・肩甲骨・胸郭・首などを一つのグループとして見ることが大切だと考えています。

グループとして身体を見る

当院では、肩こりの施術をするとき、最初から「肩を施術する」と決めているわけではありません。

身体をさまざまな方向に動かしてもらい、痛みがどのように変化するのか、どこに緊張があるのか、どこが動きにくいのかを確認します。

そして、どこに問題があるのかをグループとして見て、そこから施術する場所を判断します。

例えば、肩が固く痛くても、手首の緊張がより強い場合があります。その場合は、手首から先の緊張を緩めることで、肩の動きや緊張が変化することがあります。

肩こりは、肩だけを見ていては分からないことがあります。手、腕から肩、肩甲骨、胸郭、首までのつながりを見ることで、今まで気づかなかった身体の状態が見えてくることがあります。

実際にあった肩こりの症例

先日、肩こりで来院された方がいました。

「肩がずっと重くて、マッサージをしてもすぐに戻ってしまう」ということでした。

身体を確認すると、肩や首だけでなく、大胸筋と上肢の筋肉に特に強い緊張が見られました。

そこで、腕を動かしたときの肩の状態を確認すると、大胸筋や上肢の筋肉の緊張によって、腕が前方に引かれやすくなり、肩周辺にも負担がかかっている状態でした。

そこで、肩だけを施術するのではなく、まず大胸筋と上肢の筋肉の緊張を緩めることから始めました。

そのうえで、肩甲骨や胸郭、首の動きも確認しながら施術を進めました。

すると、施術後には、

「肩が軽くなって、腕まで動かしやすい」

と言われました。その後も通院していただき肩こりが改善しました。

このように、肩こりがあっても、必ずしも肩だけに問題があるとは限りません。

今回のケースでは、大胸筋と上肢の筋肉の緊張が、肩や肩甲骨の動きに影響していたと考えられます。

だからこそ当院では、痛い場所だけを見るのではなく、腕・肩・肩甲骨・胸郭・首を一つのグループとして見て、どこから負担がかかっているのかを確認してから施術することを大切にしています。

肩こりがなかなか改善しない方は、肩だけでなく、腕や肩甲骨、胸郭など、身体全体のつながりから見直してみませんか?

当院では、カウンセリングと身体の動きを丁寧に確認し、お身体の状態を確認したうえで施術を行っています。

気になる肩こりや腕の重さ・だるさがありましたら、お気軽にご相談ください。